2016 January

 

 

 
 
ヨーロッパに居るとスポーツは文化の一つだという事を実感することが多いけれ ど、日本では何だか別のような気がする。女子サッカー、なでしこ JAPAN の宮間選手がインタビューで「サッカーが文化になるように」とお話なさってい た事がとても印象的だった。快晴の元旦、天皇杯のスタンド は鮮やかに満席。 ご招待頂いていたのに伺えず主人のゼミの院生が代理出席?迫力の写真を送って 下さる。

 

 

 
 
 
以前から一度訪れてみたいと思っていた「いたばしボローニャ子供絵本館」。 1981年に「第1回ボローニャ国際絵本原画展」が板橋区立美術館で開 催さ れて以来絵本を通じて交流を深め、1993年からは「ボローニャ児童図書館 展」に出展された絵本が板橋区に寄贈されるようになり、この海外の 絵本を子 供たちに見せたい、との思いから2004年に廃校になった小学校を利用してこ の絵本館が開館したそう。絵本がきっかけになって、2005 年には板橋区と 北イタリアのボローニャ市は友好都市協定を結んだという経緯も面白い。イタリ アだけでなく世界中の絵本が国別に分けられていて、翻 訳出版されている本は 原本と並べて見ることが出来る。

 

 

 
 
 
子供の頃「飛び出す絵本」という開くと立体が立ち上がる絵本があったけれど、 今ではこの様に大掛かりな「仕掛け絵本」にまで発展している。ここま で来る ともはや絵本の領域を越えて「アート」とも言えそう。その立体感もさることな がら精巧な出来も素晴らしい。ただ個人的には絵本は「平面の面 白さ」を大切 にしたい。平面であるのに「立体を感じさせる奥行きのある画法」や、平面だか らこそいろいろな事を想像して頭の中に自分なりのイメー ジを描きながら読み 進めて行く面白さ、そんな絵本ならではの世界もあるように思う。絵本の登場人 物をフェルトで作っていた子供の頃を思い出す。

 

 

 
 
expo index 東京都美術館に「ボッティチェリ展」のオープンニングに伺う。日伊国交樹立 150周年記念とあってイタリア大使や協賛各社のご挨拶が延々と続く。 イタ リア政府の全面的な協力でフィレンツェを中心に世界中から作品が集まっている そうで、イタリア・ルネッサンス期の代表的な画家サンドロ・ボッ ティチェリ (1444/45−1510)の日本では始めての大回顧展。久しぶりに豪華な オープニング、一人でも多くの方が見られますよう に・・・。 page top

home